kuro_reraのブログ

新米エンジニアのブログ。いろいろと模索中。

WinSCPを利用してホストOSとVirtualBox上のゲストOS間でファイルをやりとりする

前回Tera Termを導入し、ホストOSからゲストOSをコマンドで動かすことができるようになった。
今回は、ホストOSとゲストOSの間でファイルをやりとりできるようにするのが目的だ。
ここでは、WinSCPというソフトを利用する。

ファイル転送通信プロトコルについて

ファイルのやりとりにはひと昔前にはFTPというプロトコルが使われていた。
15年以上前にHP作成などをしていたものだが、当時はFFFTPなんかをよく使っていたものだ。(最近になってサービスが終了したらしい。ララランドっぽいですよね)
しかし、FTPはセキュリティ上で問題があり、通信データが暗号化されてないために盗んだときにそのまま漏れてしまうという難点があった。
そこを暗号化したのがSFTPなりSCPというプロトコルで、これで安全にデータをやりとりできる。
それをできるのがWinSCPってわけだ。

WinSCPのインストール

ダウンロードページは こちら。執筆時の最新バージョンは5.11.3だった。
ダウンロードしたファイルを開くとインストーラが開くので、素直に従って進める。
インターフェイスは「コマンダー」と「エクスプローラー」の2種類あるが、好きなほうを選べばよい。
ちなみにコマンダーは左右に接続元/先のディレクトリ構造を表示するもので、
エクスプローラーは左右ではなく2つのウインドウに表示するものだ。

WinSCPによる接続

ゲストOSに接続する上である種当然ではあるが、ゲストOSは起動しておく。
インストールしたWinSCPを開くと、次のようなダイアログが表示される。
ここでは、赤枠のなかの4つを以下のように書き換える。
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  • ホスト名→127.0.0.1
  • ポート番号→前回の記事で設定した、ホスト側のポート番号(ここでは3000)
  • ユーザ名→ゲストOSで接続するユーザ名
  • パスワード→上のユーザのパスワード

なお、ここで「保存」を押すと入力した内容が保存される。
毎度入力するのも面倒な場合は保存しておくとよいだろう。
初回接続時には、例によってセキュリティ警告のダイアログが出る。
ここも「はい」を押して問題ない。

接続はこれで完了した。
ファイルの移動には、ドラッグ&ドロップでよい。
ゲストOS上のファイルも、WinSCP上でそのまま編集できる。(編集対象ファイルを右クリックから、テキストエディタで開ける)

これでファイルのやり取りもできるようになった。